【福岡市】えっ!キレイに復活したと!?キャナルシティ博多の中にズラリと並んだアレが復活したらしい。調べると「壁」ではなく、1996年開業当初から設置された世界的なアート作品だった。

福岡市博多区にあるキャナルシティ博多のブラウン管テレビが並んでいる「壁」を福岡市民で知らない方はいないですよね?あの有名な「ブラウン管アート」ですが、ここ数年は故障で放映を停止していましたが、2021年8月に開業当時のように復活したというので、早速行ってみました!キャナルシティ博多

久しぶりのキャナルシティ博多。コロナ禍での外出自粛で全くと言っていいほど足を踏み入れていませんでした。楽しみです。キャナルシティ博多

ノースビル側入口から入ると、正面にパッと目を引くブラウン管テレビの「壁」がお目見えします!以前は消えていて恐らく壊れているテレビが目立っていて寂しい状態でした。復活してとても嬉しいですね。このブラウン管テレビの「壁」について少し調べてみましたよ。

世界的アーティストによるビデオアート作品だった!

キャナルシティのホームページによると、韓国生まれのナム・ジュン・パイク氏(1932~2006年)の作品で、作品は1996年4月のキャナルシティ博多が開業と同時に公開され、福岡の幸せや発展への願いを込めて「Fuku/Luck,Fuku=Luck,Matrix」と名付けられました。縦約5.4メートル、横約10.7メートル、奥行き約2.1メートルの作品には、韓国産のブラウン管テレビが180台使われているそうですよ。日本にあるパイク氏の作品群では最大級!キャナルシティ博多

開業5年後から続く不具合やブラウン管テレビの廃盤という弊害

開業5年後の2001年には、映像制御に不具合が発生、パターンの完全な再現が不可能になったようです。その後もテレビ故障の連続、とうとう予備のテレビがなくなると、稼動していない暗いままの画面が増えていく結果に。さらにブラウン管テレビの生産が終了した為新品を調達する事が絶望的になり、2019年に放映を取りやめたようですね。

一縷の “作品を再生できる可能性” を韓国に託し…約1年かけて復活

液晶テレビへの切替も検討されたようですが、実現には至らず調査や分析を重ねた結果、韓国でならブラウン管作品を再生できる可能性が出てきたそう。壊れたテレビたちを韓国へ輸送、修理して再輸入を繰り返し、約1年かけて合計180台のテレビが映るようになったとの事です。なんと事前調査から数えると約4年!2021年8月5日(木)に放映を再開しました。関係者の方々の熱意とひたむきな執念を感じて、感動しました!

テレビの寿命をのばすため、放映時間が設けられています

テレビの寿命を延ばすため、現在は12時、15時、18時の1日3回、各1時間ずつ放映していますよ。ご覧になる際はご注意くださいね。

  1. 放映時間:12:00~13:00、15:00~16:00、18:00~19:00

キャナルシティ博多写真で見ると目がチカチカしますが(汗)実際に肉眼で見ると圧巻のビデオアート作品!アナログ感が漂うブラウン管ならではの描写と色調、同じパターンは二度と現れないという予測不能な動きがデジタル社会においては珍しく、見ていると引き込まれるそう。キャナルシティ博多この「Fuku/Luck,Fuku=Luck,Matrix」の歴史を知ってから見ると、歴史的建造物を見るように、いつもとは違った見方になり、更に面白みが増してきました。まだの方は是非、キャナルシティ博多に足を運んでみてくださいね。

とにーさん 撮影画像のご提供 ありがとうございました!

↓キャナルシティ博多

imohiko

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